特定技能外国人の登録支援機関の選び方のポイントは?
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特定技能外国人を採用する際は「登録支援機関」が入社までの諸手続きやサポート、入社後の長期的なサポートをすることが国から義務付けられています。登録支援機関は全国に6000以上ありますが、今回はどのような基準で選べばよいか?についてご紹介します。
そもそも「登録支援機関」とは何か?
「登録支援機関」とは特定技能外国人の雇用を公正かつ円滑に進め、日常生活及び社会生活上の支援を行う専門機関です。この支援は国から義務化されており、雇用契約書の母国語説明や日本で働くにあたっての事前ガイダンス、入国時の空港送迎や生活支援サポート、入社後は定期面談と報告書提出など多岐に渡ります。 このような機関の設置を義務づけることで不正な雇用を防ぎ外国人労働者を国全体で守ろうという考えです。「登録支援機関」として国から認可を得るには一定の条件や厳しい審査があるので、特定技能外国人の採用規模が大きな企業であれば自社で認可を取る場合もありますが、通常は自社に合った業者に委託するのが一般的です。
登録支援機関の選び方ポイント3つ
特定技能として外国人へ内定を出したら、いよいよ登録支援機関の出番です。自社に合った登録支援機関を選ぶポイントとして主に、 1、人材紹介から入社後サポートまで一貫して対応してくれる 2、サポート内容が明確でコストが妥当か 3、入社する外国人の母国語が話せてその国にも理解がある事業者か これらがあります。こちら3点を詳しくご説明していきます。
ポイント① 人材発掘から入社後サポートまで一貫して対応してくれる
これが登録支援機関を選ぶ際の最重要ポイントかと思います。「登録支援機関」の資格を持ち、かつ人材紹介業の認可も得ている事業者でない限り、そもそも人材発掘から一貫して関わる事はできません。 特定技能外国人の採用から携わっている事業者であれば、時間やコストが抑えられるだけでなく、企業側と入社する外国人側双方への思い入れも深いはずです。どちらか一方のメリットに偏らずバランスよく対応してくれるので、結果早期退職や内定辞退の可能性も下がります。外国人材の紹介業者が、登録支援機関としても対応できるのか?はぜひ事前にチェックしてみてください。
ポイント② サポート内容が明確でコストが妥当か
2点目は費用面の話になります。多くの支援内容がありますが、それぞれいくら費用がかかるのか?特定技能のビザ申請を委託する際の費用はいくらか?義務とされている支援内容以外にも対応してくれる事があるか?初期費用、月々費用がいくらか?などもしっかり確認しておきましょう。 相場としては初期費用で5~10万円、特定技能ビザの申請代行は10~15万円、月々のサポート費用は2~4万円程度なら妥当かと思います。
ポイント③ 入社する外国人の母国語が話せてその国にも理解がある事業者か
最後こちらはシンプルになりますが、入社する外国人のフォローを委託するわけですから、その国の言語を話せる事はもちろん、フォロー担当者がその国を理解していればより安心かと思います。 特に日本での生活が初めての場合、日本人では気づかないちょっとした事が疑問だったり不安や不満に思ったりします。現地の当たり前を知っている担当者ならその言葉をすぐに拾って解決に導けるでしょう。
まとめ
特定技能外国人を採用する上では欠かせない登録支援機関ですが、自社に合った登録支援機関を探し、上手く活用していきましょう。アセアンパートナーズは、もちろん外国人材の紹介事業者であり、登録支援機関でもあります。採用から入社時、入社後のサポートまで一貫対応していますので、お気軽にご相談ください。