コロナ禍での特定技能外国人の採用状況はどうなっている?
2022.3.24 採用・雇用

2019年4月から始まった特定技能制度ですが、現在コロナ禍において採用状況はどのように変化しているのでしょうか。今回は今後の展望も踏まえ詳しく解説していきたいと思います。

コロナ直撃で特定技能の採用は停滞

人材不足が甚だしい業界の突破口として特定技能制度は当初注目を集めましたが、その直後世界全体がコロナ禍に見舞われ、海外からの人の往来が止まってしまいました。最近になって徐々に特定技能での入国者も増えてきているものの、コロナの状況によって入社時期も左右されてしまうし、制度自体が新しいので申請も難しくどう活用したらよいか足踏みする企業さまもまだまだ多いのが現状かと思います。

国内在住の外国人が特定技能として活躍

この2年は外国からの人の往来がほぼ止まっていたので、特定技能制度での採用は国内在住の外国人がメインとなっていました。留学生や技能実習生として日本にきた外国人が特定技能の在留資格に切り替えたり、特定技能で2019年度中に来日した外国人材が2年目3年目の延長をするなどです。海外から人材を連れてくる必要がないので、受け入れ企業としても採用までの工数が少なくコスト面でも大きなメリットがあるのと、外国人が日本の生活に慣れているので受け入れやすいのが特徴です。

今後の特定技能制度はどうなる?

現在多くの外国人材が特定技能での来日を待っています。中にはすでに内定も出ていて在留資格も取得済み、コロナの制限さえ解除されればすぐ日本へ行けるという待機人材も多くいます。2022年3月現在はまだ入国人数に制限がありますが、今後特定技能での入国は増える一方でしょう。とにかく外国人の場合は入社までの工数が多く相当な時間が掛かります。かなり先を見越して活動をしていくのがポイントかと思います。

今のうちに1人目の特定技能入社を

御社は既に特定技能制度で外国人材の採用をご経験済みでしょうか?もしまだ受け入れがない場合は今のうちに1人目の採用を急ぎ進められたほうがよいかと思います。特定技能制度で外国人の採用を受け入れる際は、出入国在留管理庁に様々な書類を提出する必要がありますが、これまで受け入れ実績がない企業の場合は受入企業として申請書類の作成や企業としての審査もありますので、通常より時間がかかります。またそれだけでなく外国人労働者を受け入れる土台を固めるためにも、日本の生活にある程度慣れた国内在住の外国人材をまず1人目として雇用されれば安心かと思います。自社の将来を見据えて特定技能制度での労働力は必須とお考えなら、とにかく早め早めの対応がカギです。

まとめ

特定技能制度はなんだかややこしそうだし、コロナ禍で入国もストップしているし、とりあえず後々検討すればいいか、と思っていたかもしれません。これを機にまず直近で1人目の採用に向け動かれて、良い人材をまず確保されることをお勧めします。アセアンパートナーズでは特定技能で初雇用の企業さまを多く承っています。ぜひ一度ご相談ください。