特定技能外国人の日本語レベルと効果的なコミュニケーションの取り方
2022.1.7 コラム

外国人が特定技能の在留資格で勤務するためには、日本語レベルも一定の基準があり、業種によって違いはありますが、日本語能力試験(JLPT)で「N4」というレベル以上を合格している必要があります。(N5→N1までありN1が最高レベル)
ではN4とはどれくらいか? というと「日常生活において基本的なコミュニケーションが取れる、身近な話題の文章を読んで理解できる程度」とあります。筆者の英語レベルはこれの足元にも及ばないほど悲惨なレベルですので、あの難解な日本語をそこまで習得するとはさすが! でもやはりペラペラというわけではないんですよね。

たまに日本語レベルがN4で特定技能としての採用は問題ないのに、なんとなくコミュニケーションが心配だから採用断念、というお声を聴くことがありますが、なんともったいない!完璧な日本語レベルの人材を待ち望んでもほんの一握りしかおらず目の前の課題は解決しません。御社に必要な人材として、どこまでの日本語レベルが真に必要かを見極め、それよりも人物評価として合う人材を探す事が得策かと思います。

では、そんな外国人材とどうコミュニケーションを取っていけばいいか?筆者の経験上の話になりますが、ポイントをご紹介します。

外国人とコミュニケーションをとるポイント

最大のポイントは「まず話しかける!」です^^ 通じても通じなくても必ず名前を呼んで声を掛けます。これが最も重要。その上でコミュニケーションの際にはこんな感じです。

1、カンタンな単語に置き換えて話す
2、よく使う言葉をしぼる(○○さんが使う日本語、として認識してくれます)
3、なるべく短い文で話す
4、説明する時は紙に絵や記号(○×⇒↓は多用)を描きながら伝える
5、メールやメッセージを送る時も文章は短く「→」「⇔」「○×」や絵文字を使う

うーん、、めんどくさいな、、、と思いましたか?笑
確かに、慣れるまでは少し頭を使います。しかしこれをいつもしていたら思わぬ効果が!
自分の日本語をシンプルにすると、自身が英語を話すとき訳しやすいじゃないですか!!スラスラ(とまではいきませんが)英語が前より出てくるのです! さらに思考もシンプルに整理された気さえしてきます(笑)
普段意味もなく小難しい日本語で物事を考えてばかりいるので、頭が凝り固まって複雑になっているのかもしれません^^ 

まとめ

以上、少し話はそれましたが外国人とフラストレーションなくコミュニケーションを取っていくコツをお伝えしました!